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家づくりノウハウ
2022.10.03

耐雪住宅の仕組みを徹底解説②雪国・新潟県での耐雪住宅の雪の重さ。軽トラック63台?

雪の重さ

「耐雪住宅の仕組みを徹底解説!雪国・新潟県での耐雪住宅の性能と注意点」というコラムです。新潟県で家づくりする上で、耐雪住宅の種類や仕組みを知っておくことは非常に重要です。この記事には基礎知識が記載されていますので、ぜひご一読ください。新潟県長岡市・見附市・柏崎市・十日町市での注文住宅を建てるなら、R+house長岡にお問い合わせください。

目次

耐雪住宅の積雪荷重

参考垂直積雪量

「耐雪住宅」とは前回のコラムでお話しました。屋根の上に「雪を貯める」雪国・新潟県の建築様式一つとなります。
「耐雪住宅」と言っても積雪2m、3mと地域によって積雪性能は変わっていきます。新潟県でも地域によっては降雪量が異なり、どの程度の耐雪性能が必要なのかは建築基準法や自治体の行政庁によって定められています。

垂直積雪量が1m以上の地域のことを多雪地域・多雪区域と定められていて、新潟県の特定行政庁が定めた垂直積雪量は以下となります。
新潟県特定行政庁が定めた垂直積雪量及び山間部における参考垂直積雪量

長岡市の規則に定められている垂直積雪量は以下の通りになります。

長岡市の規則で定められている積雪荷重の数値

大まかには十日町市では垂直積雪荷重300cm 長岡市では垂直積雪荷重250cmを有した住宅を作りましょう!と定めらています。ですが、実際は定められた垂直積雪荷重に耐えられる性能を有した住宅はほとんどありません!

なぜ、垂直積雪荷重を有した住宅が少ないなのかと言いますと積雪荷重を有した住宅を作るには構造計算が必須となるからです。構造計算には「壁量計算」「許容応力度計算」など数種類ありますが、4号建築の特例措置(建築基準法6条1項の四号に規定されている 木造2階以下かつ、床面積が500平方メートル以下の建築物)により構造計算を行う義務がありません。構造計算を行うには別途費用が数万~数十万かかりますので、4号建築に該当するのであればわざわざ、費用のかかる構造計算を行わないのが現状となっているようです。

現在でも新築後屋根の雪下ろし作業を行う方々が減らないのは上記の理由が原因ではないでしょうか?

耐雪ってふわふわの雪?積もった雪?

耐雪3mと聞くとふわふわの雪で3m?押し積もった重い3mの雪?どちらなの?とよく聞かれます。
確かに降り始めの雪はふわふわとして軽いですし、積もった雪はどっしりと重いですよね。

正解はどちらでもなく、構造計算を行う上では重量で決めています。
構造計算を行う際の積雪重量は、屋根の上で100cmの雪が積もった場合1平方メートルあたり300㎏と定め
十日町市の垂直積雪荷重が300cmの場合 1平方メートルあたり900㎏
長岡市の垂直荷重が250cmの場合 1平方メートルあたり=750㎏
の積雪荷重が屋根の1平方メートルあたりに掛かる雪の荷重として計算されます。
屋根の雪の重さ


では、実際にはどの程度の重さがるのかというと、残念ながら積雪荷重計の資料がなく土木関連の方々のお話ですと
十日町市では積雪が300cm程度の時は屋根の1平方メートルあたり500㎏から750㎏の重量があると言われています。
長岡市では数年前の豪雪でカーポートや家屋に被害が出た時は1平方メートルあたり500㎏と言われていました。

では実際の家にかかる雪の荷重はというと?
一般的な2階建ての30坪の家で3mの雪が積もると雪の総重量44.5トン 軽トラックに換算すと63台分の雪の荷重が家に掛かる計算となります。
屋根の雪の重さ

軽トラック63台分の雪と聞くとざわっとしますね。
ですので、耐雪住宅を考える際は、大きな梁や柱が多く使われているので耐雪性能を有しているのではなく、4号建築であっても構造計算を行っているのか確認することが大切です!

次回は耐雪住宅の仕組みを徹底解説②雪国・新潟県での耐雪住宅の構造計算とは?と題しまして構造計算の種類など説明していきます。













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