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収納=多いほど良いは間違い?プロが教える“本当に必要な収納”

コラム

2026-07-06

こんちには!新潟県十日町市・長岡市・南魚沼市・小千谷市・湯沢町・津南町で住宅の新築やリフォーム・規格住宅から注文住宅など「家づくりに関わること」をお手伝いさせて頂いている、皐工務店の澤口です。
家づくりの前に知っておきたい基礎知識として今回は収納についてのお話です。

家づくりのご相談を受けていると、「とにかく収納を多くしたい」という声をよく耳にします。
確かに、収納は暮らしやすさを左右する大切な要素です。しかし、収納量が多ければ多いほど快適になるか? と聞かれると、実は答えは「NO」です。

今回は、「収納が多い家」と「快適に暮らせる家」の違い、そして 本当に必要な収納のつくり方 についてお話しします。

1.“収納を増やす”ことが目的化していませんか?

家づくりの打ち合わせをしていると、「とりあえず収納を増やしておけば安心」という考えになりがちです。

しかし、やみくもに収納を増やすと、次のような問題が起こります。
・収納が多い分、居室が狭くなる
・動線から離れた“使いにくい収納”が増える
・収納スペースが“物置”になり、管理が行き届かない
・いつの間にか不要な物が溜まりやすくなる

どれだけ大きな収納があっても、使いにくければ宝の持ち腐れです。
収納は「量」より「質」 が大切なのです。

2.快適な暮らしをつくる収納に必要なのは“場所と動線”

実際に暮らしやすい家は、収納の場所と動線がとてもシンプルです。

①“よく使うもの”は“よく使う場所”に置く
たとえば…
・子どものランドセル → リビング近くの収納
・日用品のストック → キッチンや洗面近く
・コートやバッグ → 玄関脇のクローゼット

このように、使う頻度が高いものは、使う場所から最短距離に収納があると、とても快適です。

②動線の途中に収納をつくる
「帰宅 → 脱ぐ → 片づける」という流れを考えると、玄関にクロークやコート掛けをつくるだけで、家の中が散らかりにくくなります。

逆に、動線から外れた場所に収納があると、物はそこで使われず、別の場所に“仮置き”されやすくなります。

3.収納は“量”より“深さ・幅・高さ”のほうが重要


収納を多くつくるよりも、同じ収納量でも 使いやすさが大きく変わるポイント があります。

【深さ】深すぎる収納は“使わない物”を生む
押入れ並みに奥行きのある収納は、奥の物が取り出しづらく、結局デッドスペースになりがちです。

→奥行き45cm程度のほうが、日用品や衣類をムダなく使えます。

【幅】棚の幅は、日用品や家電のサイズから逆算
大きい棚は一見便利ですが、つい詰め込みすぎて管理が難しくなることも。

→用途を想定して棚幅を調整すると、散らかりにくい収納になります。

【高さ】子どもが届かない場所は“使わないスペース”に
高すぎる収納は、踏み台が必要になり、日常的には使われません。

→家族全員が使える高さに調整することが大切です。

4.収納は“家族の暮らし方”によって最適解が変わる


実は、家の収納に“正解”はありません。
家族構成や生活スタイルによって、必要な量も場所も変わるからです。

①共働き家庭の場合
・帰宅後、すぐに片づけられる玄関収納
・時短を意識したキッチンのストック収納
→動線上に「置きたいもの専用の場所」を作るのが鍵です。
②子育て家庭の場合
・ランドセル・幼稚園グッズの指定席
・成長に合わせて変えられる収納棚
→リビング周辺に“子ども専用ゾーン”をつくると片づけが習慣化します。
③趣味が多い家庭の場合
・アウトドア用品
・DIY・釣り・スポーツ用品
→土間収納や屋外とつながるスペースがあると便利です。

家族がどんな暮らしをしたいのかを整理すると、必要なのは“量”ではなく、“家族の暮らしに合った収納” だと分かります。

本当に快適な家は、収納の“量”では決まらない

収納を増やすことは悪いことではありません。
しかし、収納が多い=使いやすい家 とは限らないのです。

大切なのは――
・暮らしの動線に合った場所に収納があること
・家族ごとの生活スタイルに合っていること
・必要なモノだけを無理なく片づけられること

この3つがそろってはじめて、収納は“快適な暮らしを支える仕組み”になります。

もし「どのくらい収納をつくればいいか分からない」「動線に合う収納が分からない」と悩まれている場合は、お気軽にご相談ください。
実際の生活イメージをお聞きしながら、ご家族にぴったりの収納計画をご提案いたします。

皐工務店の記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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